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リヤカーマン

何気なくテレビを見ていたら、「リヤカーマン」という冒険家のドキュメンタリーを放送していました。
「田吾作4号」というリヤカーに200キロにもなる荷物を積んで、自分の足で世界中を歩いている50歳の男の人。すでに地球1周分の距離を冒険したそうです。
スポンサーはいず、全てアルバイトで家族の生活費と冒険費用を稼いでいるとの事。
長い旅の途中で、しばし、リヤカーを車道の横に止めて休憩をしていたらトラックにぶつけられ、リヤカーが修復不可能なくらいに壊れてしまいました。
どこに行くにも一緒に歩いてきた田吾作4号が見るも無残な姿になり、田吾作と一緒でなければ冒険を続けられないと涙するリヤカーマン。ぬかるみを歩くときも、「田吾作、がんばろうな」と声をかけながら一歩一歩大地を踏みしめていたリヤカーマン。
誰もいない大地を、ずーと続く1本の道を歩いていると、向こうから、「あ、お父さんだ!」と駆け寄ってくる子供達が見える、空の雲を見ていると、父の顔、母の顔が浮かんでくる・・・、と語っていたリヤカーマンは、何で冒険をしているのだろうと思った。
何で?何の為に?と考えることが無意味なことだと解っていても
リヤカーマンに会ったら、何の為に冒険を続けているのか?と聞きたい衝動に駆られた私は
絶対冒険家にはなれない自分を改めて認識したのです。

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2006年11月24日 11:35に投稿されたエントリーのページです。

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