プチ家出
黒猫通信の黒猫こと我が家の「マグマ」
そしてもう一匹先住猫の「ちゃちゃ」
今日はマグマのお話
2年前の夏、鹿児島の桜島溶岩道路をドライブ中に立ち寄ったドライブイン
そこの公衆トイレの前で腰を抜かし今にも死にそうな生後10日ほどの子猫
それが、どういうわけか今東京の我が家にいます。
赤ちゃんの時に買ってあげたコアラのぬいぐるみが大好き。
今でも、加えて歩いています。
飛行機に乗せて連れてきたときは小さくてシャープな黒猫でしたが
今は、どっしりと大きくなりました。
とても頭がよく、人間の行動を観察しています。
開けられなかったリビングのドアを自由に行き来できるようになり、
今では、家じゅうのドアを自由に開けて行き来しています。
クーラーをつけている部屋の時は、「開けたら閉めなさい!マグマ」
と叫ぶのですが、閉めることはできません。(あたりまえか)
そんなマグマが、先日一晩家出をしました。
家出といっても自分の意志で出たのか、偶然出たのかわかりませんが、
和室の網戸から庭へ出たようです。
何も知らない私たちは、雨戸を閉め、家じゅう戸締りをしてしまいました。
夜中に、発情期の猫の鳴き声が、いつになく響いた夜でした。
翌日の朝、キッチンのドアのスライドを上げると
外にマグマがちょこんと座っていたらしい。(一番の早起きは夫です)
昨夜の鳴き声は発情期の猫ではなくマグマ
家に入れて!と泣きどおしていたらしい。
よほど外の夏の夜が怖かったのか
帰ってきたマグマは精神病状態。
何かをぼ~と見つめたまま身じろぎもせず、
抱き起しても反応なし。(普段は暴れて抱いていられません)
歩くのも、ホフクゼンシン状態。
3日ほどそんな状態が続き、やっと日常に戻りました。
さっきのことや昨日のことを記憶しておく脳みそは猫にはないといわれますが、
3日間は恐怖の夜を忘れられなかったようです。
やんちゃなマグマは
小さなころゲージから抜け出そうとして頭が引っかかって身動きできなくなりました。
お風呂に落ちて、びしょびしょで必死に這い上がって一命を取り留めました。
石鹸の泡たてビニールが大好きで、食べ過ぎておなかに詰まって開腹手術をしました。
電話の上で足踏みをして、知らない間にどこかへ電話をかけています。
そして、今回は、外の世界に飛び出し、恐怖の体験をしたようです。
言葉が話せれば、ぜひ、お酒を飲みたい相手です。
この写真は、お腹から泡立てビニールを取り出して退院してきた時です。